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ヒューリーとは “激高神”ヒューリー 聖印 神格と教義 聖印 ヒューリーは、貫かれた盾を背景にして、交差する二本の片刃の剣を意匠化したものを聖印にしています。 神格と教義 怒りと復讐を司る、第四剣に連なる神です。 他の第四剣の神々と同様に、どうして神格を得たのかは謎に包まれています。 しかし、その性質からかつて怒りに身を任せて戦ったものが神格を得たのではないかと考えられています。 恨みを晴らす復讐と攻撃的な力を求め、ごく一部の者に信仰されています。逆に秘めた感情を殺すために入信し、自分を見つめ直すものもいます 怒りの感情を尊ぶことを教義にしており、たまに感情のままに暴走を起こしてしまう信徒もいるようです。ですが、その怒りも律しなければただの狂気と戒めてもおり、人の感情を第一に考えますが、怒りだけではいけないとしています。 二本角を持つ怒りに満ちた表情の青年で描かれていて、彼の顔を模した面を神官は持つこともあります。 「狂気に身を任せるな。狂気を支配しろ」 「怒りを受け入れなければ、見出せない道もある」 「強きものは、常に弱き者の代わりに戦うつもりで行動せよ」 特殊神聖魔法 ヒューリーの特殊神聖魔法は、信者の持つ不の感情に受けて『狂神』に相応しい魔法に変化しています。 その元々の形は既に古い書籍に名を残すだけで、現在では喪失しています。 故に、ヒューリーの魔法はほぼ使用者の肉体と精神を省みない攻撃的なものになっています。 極一部のヒューリー神官は、【バーサーカー】により感情の赴くままに行動することが苦しみからの救いだと解き、【バーサーカー】の呪文を人に掛けて世界を旅しています。 ② 【レイジ・バースト】 消費MP3 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:術者 射程/形状:術者/- 時間:3分(18ラウンド) 抵抗:なし 属性:- 概要:怒りの力で身体を奮わせる 効果時間中、術者が受けたダメージを記録する。 受けたダメージの10分の1(切り捨て)の分だけ、プリーストの魔力が上昇する。 ④ 【バーサーカー・ボディ】 消費MP10 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:術者 射程/形状:術者/― 時間:3分(18ラウンド) 抵抗:なし 属性:― 概要:怒りの力で肉体の限界を無視する。 効果時間中、自分の主動作開始時に魔力点分の仮HPを得る。 この呪文の効果が切れたとき、効果終了時の魔力×18のHPを失う。 ⑦ 【バーサーカー・ソウル】 消費MP:10点 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:1体 射程/形状:30m/起点指定 時間:1分(6ラウンド) 抵抗:なし 属性:- 概要:対象のリミッターを解除し、その内に眠る狂戦士を呼び起こす。 武器防具の制限をなくす。ただし装備のランクだけは適応される。 この呪文の効果が終了したとき、対象は【バーサーカー】の判定をしなければならない。 ⑩ 【バーサーカー・アーム】 消費MP:18点 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:1体 射程/形状:30m/起点指定 時間:1分(6ラウンド) 抵抗:なし 属性:- 概要:狂戦士としての力を引き出す。ただし、それには肉体がついて行けない。 対象は「用法:2H」の武器や盾を「用法:1H」として扱えます。 さらに、常に攻撃のダメージに術者の魔力を追加します。 ただし、対象は攻撃を行う度にその与えたダメージの10分の1(端数切り上げ)のHPを失います。これは魔法などによって減らすことは一切できません。 ⑬ ☆【フェイタル・バーサーカー】 消費MP:14点 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:術者 射程/形状:術者/- 時間:10秒(1ラウンド) 抵抗:なし 属性:- 概要:攻撃を自動命中させる 術者は自身の命中判定において、サイコロを降った後に、その出目を6ゾロに変更できます。この効果は1度使うと、その時点でこの魔法は解除されます。 魔法の差し替え ジェノサイドシールド→【バーサーカーシールド】 消費MP:4点 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:1体 射程/形状:10m/起点 時間:3分(18ラウンド) 抵抗:なし 属性:- 概要:人族、アンデッドにから受けるダメージと与えるダメージ+3 分類が「人」、「蛮族」または「アンデッド」であるキャラクターから受けるダメージ物理ダメージが3点上昇する。 対象が近接攻撃、射撃攻撃を、分類が「人族」、「蛮族」または「アンデット」であるキャラクターに対して行うとき、それが発生される物理ダメージを+3します。 ジェノサイドウェポン→【バーサーカーウェポン】 消費MP:3点 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:1体 射程/形状:30m/起点 時間:3分(18ラウンド) 抵抗:なし 属性:- 概要:人族、アンデッドに対し武器の命中力+1、物理ダメージ+2 対象が近接攻撃、射撃攻撃を、分類が「人族」、「蛮族」または「アンデット」であるキャラクターに対して行うとき、その攻撃で使う武器を魔法の武器として扱い、命中判定に+1のボーナス修正を与え、それが発生される物理ダメージを+2します。 サニティ→【バーサーカー】 消費MP:3点 系統:特殊神聖魔法(ヒューリー) 対象:1体♯ 射程/形状:接触/- 時間:一瞬 抵抗:なし 属性:- 概要:対象の怒りを呼び起こす 対象に【バーサーカー判定】をさせる。 【バーサーカー判定】 基準値:精神抵抗力 所要時間:永続 結果:判定に成功するまで周囲にいるキャラクターを攻撃し続ける。 解説:【バーサーカー判定】を発生させた魔法の行使判定を目標値に、冒険者+精神Bで判定します。失敗すると効果時間中、命中判定+4、回避判定-2、防護点+2、追加ダメージ+2のボーナスを得ます。さらに「○不屈」と「○精神効果無効」が強制的に発動し、周囲にいる敵を全て倒すまで戦い続けます。全ての敵を倒した後に、もう一度冒険者+精神Bで判定します。これに失敗してしまうと周囲にいるキャラクター全てが倒れるまで攻撃をやめることはできません。 周囲にキャラクターがいなくなったとき、これは自動的に解除されます。
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宇宙の戦士 325 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/09/29 19 12 宇宙の戦士 R・A・ハインライン ガンダムの元となった強化服が出てくる、 愛国SF。 一人の青年が軍隊に入り、愛国心に目覚め、 成長していく様を書いている。 これはSFというより軍隊モノでしね。 軍隊モノだけあって(?)話のテンポが速く、 小気味良く読める。 内容はタカ派のそれゆえ、読み方次第で いろいろな意味で面白くなる。 9点(マイナス1点はSFかどうかという作品だから) 472 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/12/01 15 17 今さら、な作品で申し訳ありませんが・・・ ハインラインの「宇宙の戦士」早川 機動歩兵で異星人と戦争というよくあるSFかと思ったら、 軍隊の教練・実戦で鍛えられていく男の話(現実のアメリカ兵も そうなんだろうな)。 巻末に読者からの手紙を掲載する、珍しい形式のあとがきも 興味深かったです(愛国的・ファシズムを主張する作者を懸念 する云々)。昭和54年発行ですが、東西冷戦終結したいま読むと、 的外れな部分と普遍的な意見とが混ざっていて、いい意味で面白いです。 原題を見ると「STARSHIP TROOPERS」。 ん? と思いネットで調べると、映画「スターシップトゥルーパーズ」は この「宇宙の戦士」を原作としているとの事(未見)。 戦闘シーンはともかく、主人公一人称形式で語り描き、暴力、軍律、モラルや 体罰は必要だという哲学を示していくくだりをどの様に映像化しているのか 気になります。 スターファイター 58 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:04/12/29 21 04 51 ハインライン「スターファイター」 昔なつかしって感じの王道のジュブナイル宇宙SF。 主人公の親父のキャラクターがよかった。 7点 時の門 109 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2007/04/23(月) 22 03 32 ハインライン傑作集4 時の門 ロバート・A・ハインライン 福島正美他訳 ハヤカワ文庫SF 昭和60年 大当たりの年:世界が、あらゆる面から崩壊を始める・・・ってのはイメージしづらいですね。 ちょっとイマイチでした。 時の門:なるほど、当時はこのネタ出すの凄かったんだろうなぁ。 で・・・・・・この循環、誰がどうやって始めたんだ? コロンブスは馬鹿だ:短すぎて、何がなにやら・・・。これで終わり?としか。 地球の脅威:えーと・・・・・・ツンデレ?(w つーか結局美人の地球ネズミの詳細は・・・? 血清空輸作戦:ちょ・・・クリューガー殺したの、ジョウ?加速度?光子船っていうから、 てっきり帆を広げて・・・ってのかとおもえば、全く違うのね。むしろ核融合みたいなもの? それはともかく、まぁ航行技術に比べて医療技術その他が剥離しすぎてて違和感感じたし、 今では老化現象って毛細血管の破裂なんてもので片付けられないってわかってるから、 結末はちょっとアレでした。 金魚鉢:メタ視し出したらきりがなくなるよね。ビデオカメラで、そのカメラに繋いだ テレビ画面を映すような感じで。なんか雨の日の夕方・・・みたいな気分になった。 夢魔計画:ESPを防衛側に用いる描写がほとんどなのでまだ救われてるけど、 これ攻撃に使うようになったら・・・というか、何にしろこの後の世界はどうなるよと 頭を抱えた。まぁエネルギー問題とか一気に解決って点もあるだろうけどさ。 といいつつ、ラストの切り方はそれでよかったのかと。あと少しだけ文章続けて 締めた方が文章的に良い形で終わるんじゃないかなと思った。 7点 夏への扉 788 名前: ◆GacHaPR1Us 04/10/07 23 41 55 夏への扉 ロバート・A・ハインライン 福島正実訳 何年ぶりだろう…。10年?15年??何回目なんだろう・・??? 積読そっちのけで久々に読み直し。2日で読み終わったという事実が この本の良さを示してるような気がしてる。 会話文が巧い!、こーいう話し方をする文化の中で育った人だからこそという 書き方、翻訳、すべてに愛がある。 たしかに女性と猫に対してかなり偏った嗜好があるようだけど、 それはハインラインという作者のまっすぐな捉え方として今でも読めると思う。 2004年の今だからこそ読み返せる古典だった。今度は何年後だろう・・? 10点 82 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/01/12 11 13 13 「夏への扉」読みました。 ハッピーエンドで非常に気持ち良いラストでした。 猫はかわいいし、リッキーはやさしいし、 悪人は憎たらしいし、主人公は良いやつだし。 とにかく登場人物たちが非常に魅力的でした。 特に脇役が。 10点 381 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2007/01/10(水) 00 36 15 普段はミステリくらいしか読まなくて、 海外SF小説なんて恐らく十冊と読んでいない俺だが、 夏への扉(福島正実訳)とやらを読んだので感想書かせてもらう。 以下ネタバレ含。 何よりも、予備知識一切無しに読んだのが全くの幸いだった。 途中までSF的なギミックはコールドスリープだけだと思いこんでいたので、 触れられると思ってもいなかった伏線が回収されるさまは爽快の一語に尽きる。 そして物語は綺麗に終わるが、ちょっと強引かつ綺麗すぎやしないかとは感じた。 正確に過去に遡行したら宇宙にほおり出されることへ、 言及しながらもスルーしている事を初めとする、 タイムマシンの存在そのもののおあつらえさは無視しても、 過去に行くシーンなんかはギャグにしても微妙だし、 主人公の理想通りのヒロインはあまりにご都合的すぎる。 しかしまあ、面白かった。いや楽しかったと言うべきか。 全く素敵な読書体験でした。九点 マイルズカワイソス 人形つかい 395 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/11/06 21 34 『人形つかい』 ロバート・A・ハインライン(1951年刊行作品) UFO墜落現場で暴かれた真実は寄生体型宇宙人の侵略行為だった…。 展開自体はスピーディで飽きさせないが、牧歌的かつユーモラス。 今の時代に書かれたら、もっとダーク&ホラーな色合いになりそう。 猫くんの登場場面に「夏への扉」を思い起した読者も多かったろう。 また主人公を通じて語られるハインラインの人生観が興味深かった。 と、ここまで書いて侵略テーマはあまり知らないことに気づいた。 フィニィの古典「盗まれた街」はどんなもんだろう? また近年は、どんな侵略テーマの作品があるのだろうか。 ○10点満点評価:5点 186 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/02/17 00 44 24 ハインライン「人形つかい」 謎あり、ホラーあり、サスペンスあり、アクションあり、恋愛あり、 親子の絆あり、のよくできたエンターテインメント作品だった。 51年の作品らしいがあまり古さを感じず、古典と意識せず 普通に楽しめる。 と同時にハインラインのタカ派的メンタリティが前面に出た 作品でもある。その証拠に結びの文章は、 「人形つかいどもよ──自由な人間たちがいま貴様らを殺しに行くぞ! 彼らの上に死と破壊を!」 「人形つかい」を「クモ」に入れ替えれば「宇宙の戦士」 「地球政府」に入れ替えれば「月は無地儀な夜の女王」 「フセイン」に入れ替えればイラク戦争になる、というように いろいろパロって遊べておいしい。 9点 444 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/12(月) 11 19 49 ロバート・A.ハインライン「人形つかい」 6点。 ハインラインは好きだけど、 解説の森下さんが何と言おうと、 いくらなんでも古すぎ。 初訳が出たときとか 10代入り口とかに読めていれば 間違いなく楽しめたと思う。 ところで福島正実って主語全部訳してるのか、 一文ごとに“ぼくは~した。”“ぼくが~した。” ってかなりすごくとてもなんだか鬱陶しい。 さらに小松左京って福島調翻訳文体にかなり 影響されてるよね?主語省略無しはともかく、 ちょっとオレサマ調。ゴエモンとか。 なんとなく癇に障ると思ってたけど今わかった。 479 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2008/06/19(木) 20 06 04 『人形つかい』 ロバート・A・ハインライン 以前にハインラインで読んだのは『宇宙の戦士』、『月は無慈悲な~』だけだが、 『人形つかい』が一番面白かった。 この作品は侵略テーマSFの傑作らしい。 読んでみて感じたのは、まず分量が手ごろ。 話がサクサク進んで、テンポが良い。 話の伏線も複雑過ぎずに「なるほど……」、といった感じ。 それにしても、何とこの作品が書かれたのが1951年で、 作品中の事件の発端が2007年7月12日というのが何ともまぁ感慨深い印象を与える。 (現在は2008年なんで、もう過ぎてるんだけどw)。 真空管で空飛ぶ車が走ったりと色々と微笑ましい小道具が出てくるが、 話の作り方はしっかりしてるし、50年以上前の作品なのに古臭くない。 今読んでも十分エンタメとして通用する優れた作品だ。 この作品ならSF初心者にも安心して勧められるだろう。 ちなみに、『攻殻機動隊』に出てくる“人形つかい”は、 この作品をフューチャーして名付けられた作品なのだろうか? 評価:8点
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必殺技 波動拳 (VT1対) ↓↘︎→ P 昇龍拳 →↓↘︎ 竜巻旋風脚 地上 ↓↙︎←+K 空中 前ジャ 神龍拳 VT2発動中〜EF クリティカルアーツ 紅蓮炎迅脚 (↓↘︎→)×2+K Vトリガー(VT•パワーアップ専用技) VT1 ヒートラッシュ EF VT2 神龍拳 EF(連打可) Vスキル 1 奮迅脚 CD(H可) 2 龍閃脚(VT1対) Vリバーサル 旋風鉈落とし ガード中→+BDF Vシフト〜ブレイク 電影脚 DE(攻撃回避後DE) 投げ技 つかみ膝蹴り 接→ AB 地獄車 接← 特殊技 獅子砕き D F 紫電カカト落とし →+ 稲妻カカト割り ←+ D 顎撥 C 顎撥二連 C.E キャラ別索引 ストリートファイターⅤ(CAPCOM)
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必殺技 赤表示=炎ダメージ•青=氷ダメージ パイロ キネシス VT1対 ↓↘︎→ P サイバーラリアット K クリオ キネシス VT2対 ↓↙︎← P サイバーラリアット K ムーンサルトニードロップ →↓↘︎+K バーンストーム VT1発動中 EF フレイムジャベリン ↙︎•↓•↘︎ ヴォルカニックストーム EF.←•N•→+ ツリーオブフロスト VT2発動中 ディレイフリーズランス ↙︎•↓•↘︎ クリティカルアーツ セラフィックウイング (↓↘︎→)×2+P Vトリガー(VT•パワーアップ専用技) VT1 プライマルファイア EF VT2 アイスオブドゥーム Vスキル 1 メテオストライク(VT1対) VT1選択時 ←•N•→ CD ヘイルスティング(VT2対) VT2選択時 2 ブロッキング N•↓ Vリバーサル パイロリバースキック ガード中→+BDF Vシフト〜ブレイク ツインブレスレディアント DE(攻撃回避後DE) 投げ技 インパクトクロー 接→ AB ギルティボム 接← 特殊技 クリオドロップエルボー → E パイロクォーラルキック F クリオライズキック ← ギルティストレート A.C ペナルティブレイク ↓+B.↓+D キャラ別索引 ストリートファイターⅤ(CAPCOM)
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必殺技 蛇頭鞭 ↓↘︎→ P 蛇軽功 K 凶襲突 ↓↙︎← 紫泡撒 E 紫泡泉 C 紫煙砲① A ┗紫煙追 ①〜→+P 悪鬼蛇行② ↓+P×2(〜↑で中断) ┣猛毒牙 ②〜 P ┣蛇連咬 K ┗雁字搦 接AB スーパーアーツ LV1 死屍累々 (↓↘︎→)×2 K LV2 紫煙裂爪 (↓↙︎←)×2 LV3 睚眦 (↓↘︎→)×2+P 投げ技 贔屓 接 → AB 饕餮 ← ドライブシステム(D=ドライブ) D・インパクト 鑿歯 EF D・リバーサル 封豕 ガード中→ 特殊技 蒲牢 ↘︎+C 囚牛 → F 螭吻 E 蚣蝮 ジャ↓ 渾沌 A.A 窮奇 E.E キャラ別索引 ストリートファイターⅥ(CAPCOM)
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ヒューム いわゆる人間。最も高い機械技術と繁殖力で繁栄している種族。 -- 名無しさん (2008-03-13 13 04 25) 名前 コメント
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SF・バトル作品 ポケガイ-キチガイの野望【REMAKE】 作者「エマ◆jgOabTeI5o」 旧作 この作品を読む 指定したページに飛ぶ 感想などコメントをお書き下さい 名前 コメント
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Security Forces Specialist概要と役割 装備プライマリ セカンダリ 爆発物1 爆発物2 ボディアーマー コメント Security Forces Specialist 概要と役割 装備 プライマリ M590(1 Supply) MP5K(2 Supply) Mk18(3 Supply) セカンダリ M9(1 Supply) Makarov(1 Supply) 爆発物1 M18 Smoke(1 Supply) M84 Flash(1 Supply) M67 Frag(1 Supply) AN-M14(1 Supply) P2A1(1 Supply) 爆発物2 M18 Smoke(1 Supply) M84 Flash(1 Supply) M67 Frag(1 Supply) AN-M14(1 Supply) ボディアーマー Light Amor Heavy Amor コメント 名前 コメント
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No495ヒュート AP1000/ DP600 CP100/大地の機械 解説
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東北大学SF研読書会 伊藤計劃「虐殺器官」by ちゃあしう 2009/09/27(皆が蔵王にいる間に先行公開) 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 1・著者紹介 伊藤計劃(Wikipedia) 伊藤 計劃(いとう けいかく、1974年 - 2009年3月20日)、Project-Itohは、日本のSF作家。本名、伊藤聡。1974年、東京都生まれ。武蔵野美術大学映像科卒。大学時代は漫画研究会に所属。後輩に篠房六郎がいた。2009年3月20日にがんの全身転移で死去。はてなダイアリーにおける「今年も宜しくお願いいたします」 が最後の「生存報告」となった。 ゲーム「監督」、小島秀夫作品の初期からのファンであり、監督公認の「一番俺の作品を分かってる男」(HIDECHAN RADIO)であった。それが縁で寄稿を多数書いているほか、ついに完結編MGS4ではノベライズを担当した。ゲーム本編はスネーク(監督)の物語、小説はその観察者(オタコン)目線の物語 となっている。 はてなダイアリー 伊藤計劃:第弐位相 http //d.hatena.ne.jp/Projectitoh/ 長編作品: 『虐殺器官』 『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』 『ハーモニー』 短編: 『From nothing with love』 『Indifference Engine』 その他同人活動多数 web上の文章などまとめ 一斗缶 伊藤計劃Web目録 http //maturiyaitto.blog90.fc2.com/blog-entry-214.html 2・あらすじ 世界で続発する大規模虐殺。その裏にはあるアメリカ人の影があるという。特殊部隊員シェパードは男の拘束のためにプラハへと向かう。彼の過去から浮かび上がる事実とは、そして虐殺が発生するメカニズムとは。驚愕の事実が明らかになった時、世界は… 元はメタルギアの同人のネタとして温めていたもの(NGO「フィランソロピー」で活躍するスネークが世界で続発し始めた虐殺を調査する)を膨らませて独立させたもの。小松左京賞候補として期待されたが円城塔の『Self-Reference ENGINE』ともども最終選考に残ったが受賞は逃した。 まぁ、農作業するシーンはないからなぁ・・・(そっちかい) 3・登場人物 クラヴィス・シェパード 「ぼくは罪を背負うことにした。」 主人公 米国情報軍特殊検索群i分遣隊所属の暗殺者。文科系だがSFはからっきし 母を「言葉一つ」で死に追いやったことが大きくトラウマとなっている。 あまりにナイーブ過ぎて本作は「童貞特殊部隊小説」の異名を取るに至った。 ウィリアムズ 「不条理なもんは全部カフカだ」 絵にかいたようなアメリカ軍人。モンティ・パイソンとゴシップとピザを愛する。 番外編こと『Indifference Engine』でも登場。空気はあえて読まない派 ジョン・ポール 「じゃあお互いに残酷だと言い合おうじゃないか。」 文化情報次官 文化宣伝顧問 といった肩書を持つPRの達人。その正体はある目的のために世界に虐殺の種をまく言語学者。 いうなれば学者的才能を持ったゲッベルス(ナチスドイツ宣伝相)か ただしその行動には彼なりの目的があった。 ルツィア・シュクロウプ 「そうね。わたし、手遅れなことが多いから。」 プラハでチェコ語を教える教師 という顔を持つポールの「関係者」。 アレックス 特殊部隊員 二章冒頭でガス自殺 リーランド 特殊部隊員 列車襲撃でいろんな部位を吹き飛ばされて死亡 4・各章解説 第一部 クラヴィス・シェパード、アメリカ合衆国情報軍大尉。職業は暗殺。今日も今日とて世界とアメリカの国益のためにナノテク装備に身を包み、世界が無視する地へスニーキングインする一人の軍人。そんな彼の任務は自国民虐殺を続ける大臣と、彼を支えた謎のアメリカ人の暗殺だった。しかし、大臣のあるひとことがシェパードに疑念を抱かせる 「何故殺たし」「わたしはなぜ殺してきた」 大統領令一二三三三 https //en.wikipedia.org/wiki/Executive_Order_12333 フォードレーガン大統領による暗殺禁止令 1981年に発効 ことの真相は 大統領令での暗殺禁止令は三段階あり 1976年のフォード大統領による大統領令11905 https //en.wikipedia.org/wiki/Executive_Order_11905 カーター大統領による間接的関与も含む禁止が記載された大統領令12036 https //en.wikipedia.org/wiki/Executive_Order_12036 12333はこれに倣うもの 初版本の「ハドソン研究所のハマーン様」みたいなものです https //projectitoh.hatenadiary.org/entry/20070630/p1 それまでCIAは複数の暗殺に関与してきたといわれる(その多くが大失敗で終わっている)が、本命令発効後はアメリカ合衆国職員は「暗殺」を行うことができなくなった。イギリス政府も第二次大戦以来暗殺命令を「公式」には出していないというが… マクミラン大尉とプライス少尉が という頼もしい『昔話』は今はよそう 米国情報軍特殊検索群 「特殊部隊とスパイのハイブリッド」 つまりFOXHOUND 装備のイメージとして一番近いのはゲーム『CRYSIS』のナノスーツ(通称:若本スーツ/アーマー)だと思うんだがどうか。もちろんMGSの影響+現実世界の技術発展とのリンクが一番多いはずだが。 IDタグ 安い認証ICタグは試験的に商品管理(POS)で使われている。が、果たしてこういう国家が使いだすかは… と言ってると既にハマスやアルカイダはgoogleマップやtwitterを利用しているそうで。 そう油断もしてられない。 第二部 同僚が自殺するという事実を聞きながらもどうも戦地と日常、そして戦友の自殺という全ての「現実」に馴染めないでいるシェパード。そんな彼に、前回殺し損ねたアメリカ人「ジョン・ポール」捜索のため東ヨーロッパへ向かえという依頼が来る。シェパードが監視するのは「関係者」とみられる女性ルツィア。ポールはサラエボで発生した大規模核テロで親族を失っていた。それはどのような影響を与えたのか。ルツィアからヒントは得られるのか。 2人が見ている映画 そのまま『プライベート・ライアン』のオマハビーチ。あんだけ死体作っておいてこんなミンチメーカーなものを喜んで飯食いながら見るとは ウィリアムズに悪趣味という言葉は無い。 スピルバーグ作品の持つ「半端ない暴力」についてはこちらをどうぞ。 →第弐位相「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 http //d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20050701 「PMF private military firm」 いわゆる民間軍事会社(PMC)に相当。警備業務などを軍から委託されて行う。戦争のアウトソーシング化の先兵。本作では復興やテロ屋の尋問すら彼らの仕事の範疇。ユージーン&クルップ社などが登場する。MGS4ではメインテーマになった。 『ゴドーを待ちながら』・『変身』 前者はサミュエル・ベケットの戯曲。来ない謎の人物を待つ二人の男をひたすら二部構成(前半:まだ来ない ただし余裕余裕 後半:片方は盲目になっているし、自殺を試みる)で描く不条理系劇。 後者はカフカの小説。ある日毒虫になった男とその周りを描くこれまた不条理系小説。でもカフカ本人は暗い話として書いているつもりはないらしい。 「USA インテリアペディア」 情報機関向けSNS+wiki という新時代の(?)コミュニケーションツール 「副現実(オルタナ)」 拡張現実(Augmented Reality)と俗に呼ばれる物(分かんない人は『電脳コイル』で分かるはず)の発展形。現実に情報とのつながり(タグ)を追加し、同時に表示する技術。 こっちはあえてAlternative Realityにひっかけてる? (代替現実:最近流行のゲームやマーケティング手法。ゲームの世界と現実がリンクしていて、たとえば架空の組織のHPがあったり実際に営業や施設・ヒントの掲示があったりする) 「サピア・ウォーフの仮説」 「いかなる言語を用いても現実は正しく認識できるのか?」 言語相対性仮説ともいう。ここなんかを読むと分かりやすい 「ことばをめぐる」カステラから脳死まで サピア=ウォーフの仮説 http //www.asahi-net.or.jp/~QM4H-IIM/k020527.htm 第三部 ルディアとの生活を続ける中でついに姿を現すジョン・ポール。ポール達<計数されざる者たち>に拘束されたシェパードはポールから、虐殺へと至るシステムを聞きだすのだが、それはにわかには信じがたいものだった。 白紙の石板 赤ん坊の心の状態のこと 「ケビン・ベーコン・ゲーム 」(ケヴィン・ベーコンの法則) Oracle of Bacon http //oracleofbacon.org/ アメリカの男優、ケビン・ベーコンと共演した俳優をNo.1、ケビン・ベーコンと共演した俳優と共演した俳優をNo.2とあらわしていくと、アメリカの俳優のほとんどはNo.3までに入る(日本人だと役所広司はNo.2、美輪明宏はNo.3 むろん繋がらない俳優もいる) 同じようなことを「友人関係」や言語ですることも可能。たとえばひとつの英単語を考える。一文字ずつ「意味のある」似た単語へ置換していくと全く違う単語に変換できる(場合によっては意味が逆になる!)。 また、知り合いを適切にたどっていけば約6人で世界中の人間と繋がることを「六次の隔たり」と呼ぶ。かのSNS mixiでも6人で95%のつながりが出来ることが証明されている。恐るべし。 http //ja.wikipedia.org/wiki/六次の隔たり これはネットワーク・グラフ理論で扱われる問題の一つ。 <計数されざる者たち> 林譲治『記憶汚染』だとIDの無い人間は政府の管理外で飯すらロクに手に入らないおぞましい地域で生きるしかなかったが、こちらは「監視社会」に異を唱え、そこをうまく「迂回する」すべを身につけている。すでにイギリスでは一般人は一日300回監視カメラに映るのだとか。流石「管理社会を描かせたら一級品」のディストピア国家だ(ぇー 第四部 ポールは核が使用されて混乱状態にあるインドパキスタンの国境地域にいるという情報を得たアメリカ情報軍はただちに部隊を派遣。ポール拘束のための作戦を展開する。碌な装備も無いのに自殺的突撃を繰り返す少年兵たちを倒し、拘束を終えたシェパードたちは撤収を始める。しかし護送列車に向かって現れたのは自分たちと「同等」の装備を持つ武装集団だった。 カウンセリング イラク戦後アメリカが抱える最大の問題。前線ではいつどんな目に逢うか分からない歩兵はもとより、衛星でアメリカ本国から操縦する無人機のオペレーターですら「午前はテロリストにミサイルを撃ちこみ、午後には家族と飯に行く」生活に不安とストレスを感じるという。そこでアメリカは多くのカウンセラーを帰還兵・傷痍兵はもとより前線でも運用している。手法も普通の相談から「サムライの瞑想」、「家庭向けのバーチャルカウンセラー」なんてものまであり、あのメタルギアでもおなじみDAPRA(国防総省高等技術開発局)が真面目に研究中。 「鬱に苦しむ退役軍人は30万人:戦場のストレスを薬で予防する研究 http //wiredvision.jp/news/200906/2009061220.html 痛覚マスキング 痛みを感じないだけなら手段はほかにあるが、「痛みがあったこと自体」を感じないと危機的状況に陥る。その折衷策。無痛症の人は長生きできないと昔から言いまして。 少年兵たちはハイになって痛みをもとより感じていない。よってたとえ相手を倒しても死亡する。(ドーピングの語源も戦意高揚のためのクスリからというのは有名な話 戦後もヒロポン中毒は長く糸を引いた。) アメリカ人が45口径大好きでガバメントを長らく愛用していた理由も、フィリピンのモロ族叛乱でハイになった現地ゲリラに38口径が全弾ぶち込んでも通用せず、弾切れしたところでバッサリやられたという事例が続出したからだという なお本技術はDARPAが「最優先」で開発中の技術の一つとされる。言ってみれば兵士のサイボーグ化やパワードスーツ化もその方向性にある技術といえるだろう。 「殺人ジョーク」 イギリスのお笑い集団「モンティ・パイソン」のスケッチ 『とある作家がジョークを発明するが、それはあまりに笑え過ぎたため、自分が笑い死にしてしまう。奥さんが彼の死を見て悲しむが、遺稿だと思ってそのジョークを見てしまいやはり笑い死にする。スコットランドヤードはジョークの回収を目指したが、その「殺人的」破壊力により犠牲者は増すばかりだった。ある警察官は葬式などの「鬱な雰囲気」を醸し出すことで対抗しようとしたがあえなく撃沈する。やがて回収に成功したイギリス政府はこれを兵器として利用することを決定。50ヤードの距離から確実に相手を笑い死にさせることのできる本ジョークをドイツ語に翻訳して西部戦線に投入することが決定した。翻訳には慎重に慎重が重ねられ、一人の翻訳者につき1語の翻訳しか許されなかった(間違って2語読んだ学者は病院送りになった)。やがて戦線に投入された殺人ジョークは次々にドイツ兵を笑いと天国にいざなっていく。ヒトラーはただちに対抗手段を取るよう命令。ドイツの技術すべてを結集してドイツ版ジョークが完成し、さっそくイギリスに向けて発信された。だが民族的にジョークの才能が無いドイツ人のジョークではだれも死なないどころか誰も笑わなかったため、作戦は失敗に終わった。第2次大戦後、ジョークを戦争に使用することは禁止された。殺人ジョークはその役割を終えてイギリス某所で眠りについているという…』 …youtubeの公式配信でもまだないんだよね 逮捕前にウィリアムズが発する「まさかの時のスペイン宗教裁判」もパイソンネタ。(『以下略』でもあった というかハッカーコミュニティではパイソンは常識だそうである) SWD(Silly Walk Device) NTTが開発中の装置(平衡器官に電気刺激を与えて動きを制御する)の発展形を用いた逃走を防ぐデバイス。使い方は『攻殻機動隊』の「ゴースト錠」(刺されると勝手に動けなくなる)。かの横浜で行われたワールドコンのセッションでも紹介された。 『連想』http //d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20050807 サイコドクターぶらり旅で、衝撃的なニュースを知る。 耳の後ろにつけた電極から弱い電流を流すことによって、前庭感覚を刺激し、歩行方向を誘導する>という 「はわわ、止めてくれ、足を。止めてくれ」 「自分で秘孔を突いて止めてみろ」 (『北斗の拳』のアミバの最期から) このころから小説に使う気だったのだろう。名称はモンティ・パイソンの定番「バカ歩き省」から ゾンビたちの戦闘 痛覚マスキングが敵味方互いに実現した場合に始まるのは文字通り「死ぬまで終わらない」猛烈なフリークス達のパーツの奪い合い。互いにヘッドショットで頭をぶち抜くか、腕二本を失うまで戦闘は終わらないことになる。ヘタなFPSよりひでぇ。 第五部 部隊の多くを失ったシェパード。だが位置は割れていた。生態系の破壊と再生が生み出した新たなる異形の場、ヴィクトリア湖半。そこで待っていたジョン・ポール。ついに明かされる虐殺の理由。それを知った時、シェパードは… 2人が見ている映画 『モンティ・パイソンのホーリー・グレイル』 アーサー王伝説がベースのパロディ映画で、問題のシーンはアーサー王と黒の騎士との対決。 両手も両足もちょん切られているのに「まだ負けちゃおらん!」と威張る黒の騎士は…あんな戦闘の後でよく見られるな ヴィクトリア湖 アフリカ南中央部にある巨大な淡水湖。現在は汚染が進んでいる。ここで育てられる淡水魚ナイルバーチが先進国の食卓に並ぶ一方、その儲けはAKなどの武器へと変わるという事情を描いたのがドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」。 エピローグ 「アポカリプス」 合衆国の終り シェパードは今日も殺戮の荒野で生きている。だがそれがいつまでかは分からない。 シェパードが求めたものは何か? ヒントを伊藤氏のはてな「第弐位相」からひろってみる 「ゾディアック」 http //d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20070702/p1 『ある物事を主人公たちに見せつけることそのものを目的とし、その見せ付ける過程が映画になってゆく、そんな悪役を「世界精神型」と呼ぶ。』 『そのわかりやすい例はというと、やはり「パトレイバー」シリーズの帆場と柘植だろう。帆場は或る「風景」を見せつけ、しかる後に別の風景を現出させる「東京に対する悪意そのもの」だ。帆場は映画における憎悪として純化された階梯へステップアップすべく、映画冒頭で自殺し、キャラクターであることすらやめてしまう。 「2」の柘植もまた、世界精神型の敵役だ。よく柘植の目的を「平和ボケした日本に『普通の国になれ』と目を覚まさせるために」なんておポンチな勘違いをしている人がいるけれども、それはぜんぜん違う(まあ、普通に映画見てればわかるようなもんだけどね)。柘植の目的は、劇中でも語られている。東京という空間に戦争という時間を現出させること。都市を舞台に戦争を演出することだ。人々の前に、日常とは異なる時間を描き出すこと。それこそが目的なのだ。それをすることで政治的にどうこう、とか国民意識を変えよう、とかヘボいレベルに柘植はコミットしない。それは演出家では無いからだ。 世界に認識の変革を迫るヴィジョンを演出することで、ある事物の本質を抉り出すことそのものを目的とし、どんな現世利益的な欲も動機や目的にはしない、そんな悪役。世界を支配するのでもなく、政治的な目標を達成するのでもなく、金をもうけるのでもなく、ただある世界観を「われわれ」の世界観に暴力的に上書きする時間を演出する、それだけを目的とした悪役たち。それが「世界精神(ヴェルト・ガイスト)型」の悪役(というか、敵役、と言ったほうがいいのかもね)だ。 この種の悪役は日本の映画やアニメにはけっこう多い。黒沢清の「CURE」なんかもそうだし、』 「ダークナイトの奇跡 」 http //d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20080723 『この映画のジョーカーは悪意そのもの、人間の心理のどぶ底を浚ってくるクズ拾いのような世界精神(ヴェルト・ガイスト)型ヴィラン、金や権力など目もくれず、ある世界に人々を誘うことそれ自体を目的とするタイプの観念型悪役、すなわち、 「パトレイバー」の帆場、 「パトレイバー2」の柘植、 「セブン」のジョン・ドウ、 最近で言うと「スプライト・シュピーゲル」のリヒャルト・トラクル、 の系譜に連なり、その中でもジョーカーは、上記の存在がどちらかといえば「社会」そのものをターゲットにしているのに比べ、心理の集合体、個の集合体としての世界を抉り、新たな世界観を観客に見せつけるどぶ底の狂言回しとして描かれている。』 はてな匿名ダイアリーにあった文章 「伊藤計劃『虐殺器官』の“大嘘”について」より抜粋 http //anond.hatelabo.jp/20090905184450) そもそもパトレイバー劇場版を知らない人も多いかな? メタルギア全部やるのは無理でもパトレイバーは独立した作品なので 「ぜひ見ておけ!」とあえて言わせてもらおう あと、虐殺のメカニズムが薄いという批判には、伊藤氏の映画『トゥモロー・ワールド』に関する発言がいろいろと参考になるのではないかと 「容赦ない、荒々しい存在としての映画」http //d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20061119 「理由という名の病気」http //d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20061127 5・感想 自分たちが生きている世界はもはやこれまでとは同じようにはいかない。そんな当たり前のことを認識したのはいつ頃だったろうか。それはやはり、あのツインタワーが崩れ落ちたそのときだったんじゃないだろうか。そんな時代に登場した本小説。読み口は軽快、テクノロジーは新しすぎず古すぎず、アクションも知識も刺激的。ネタは… まぁこういう作品は初めてなのでそういうものということにしてあげてください。オセロットはいい感じにはまってたと思うんだがなぁ 言語の持つ魔力 は日本人の「言霊」という概念に非常に合うようで、これまでも神林長平や川又千秋がテーマとして描いてきた。それらに対し、今回の『虐殺』は非常に直感的である。それはやはり、描かれるのが「いつか分からないどこか」でも「あったかもしれない過去」でもない、自分たちの地続きの未来だからだろう。イーガン的思弁により哲学的要素が加わり、そしてパイソンをさらに悪趣味にしたような「現実」が襲う。 生と死とがあいまいで離れてしまったように見える現代社会。だがそれはあくまでこの日本でのことのように思われている。だがそうではないのだ。日本でも「死はそこにある」のだ。そして、そのことを一番感じていたのが、常に「死にかけていた」伊藤氏だと言えるのかもしれない。それゆえに作品中で出る結論はなかなか暗いものではあるものの、今ではそこに至った経路(円城塔とのインタビューでは70年代の「終末ブーム世代」出身であることをに触れていた)を推察することしかできないというのが悲しい。でも、『ハーモニー』では別の結論と一種の救いを見せている。これでちょいと鬱というひとは是非読んでほしい。 最後に一言 早く伊藤氏の映画評論が読みたいです いつかまた「第弐位相」が更新されるのではないかとクリックする自分がいるのです でもそれまでは、しばしのお別れを。 chasyu 6・関連事項 備考 『ハーモニー』は本作の延長上にあるものと思われる 『Indifference Engine』はウィリアムズも登場するアフリカの一地域における番外編 小ネタ解説 細かい内容は部会のノリで頑張ってくれ p28「フジワラ」「トウフ・ショップ」 漫画『頭文字D』 主人公のトレノAE86に書かれている「藤原とうふ店」から 日本の廃車の多くが第三世界で使われ、中には軍用のものもある 機関銃を載せた改造ピックアップ(テクニカルと呼ばれる)一台は一ブロックを占拠できる戦力の指標としてソマリアでは認識されてるとか そういう車両の活躍からチャド紛争はのちに「トヨタ戦争」とあだ名された。 p65「蛇喰らい(スネークイーター)」 ゲーム『メタルギアソリッド3 スネークイーター』から p159「好きだの嫌いだの、最初にそう言い出したのは誰なんだろうね。」 ゲーム『ときめきメモリアル』OP「ときめき」の歌詞から あえてそこであんた(ポール)が使うか p194-195「骨董品をぶら下げた銀髪の老兵」 ゲーム『メタルギアソリッド』の登場人物リボルバー・オセロットから コルト・シングルアクションアーミーを愛するサドっけ満々のロシア人。 オセロットさんこんなところで何やってるんですか 『ハーモニー』でいつぞやの「いいボートだ」と呟くシーンを期待したのは俺だけでいい